高野の想い
私の想い

私は自然が大好きで、都心部にもっと植物を増やすべく、造園業に長らく従事しておりました。

しかし実際に働いてみると環境に良いことのように思える緑化にも問題があることがわかりました。

 

 緑化景観を美しく保つためには剪定等の管理が必要でたくさんのごみが出ます。剪定をした後の枝が、その代表です。これまで品川区から発生した剪定枝の多くは、細かく刻んで堆肥化され、港湾部の埋立に利用されてきました(堆肥化利用)。しかし2017年3月に埋立地が完成したため、剪定枝は使い道がなく、現在、一般ごみと同じように処理されています。自然が多いにもかかわらず、それらを管理する上で処分せざるを得ないゴミが発生してしまっています。

 私は現在、使い道がない剪定枝を資源(再生可能エネルギー)として活用する、木質バイオマスの技術開発に携わっております。品川区大井ふ頭中央海浜公園では、園内で発生する剪定枝をチップ化し、ボイラーで燃焼しています。これは園内施設の暖房やシャワーに利用されています。木質バイオマスという新しい技術により、ごみの削減はもちろん、化石燃料の使用量削減も実現し、剪定枝は実際に区民の方のエネルギーへと変換することが可能となりました。

 最新の技術を積極的に推進することで解決できるのは、ごみや地球環境問題だけではありません。例えば「防災」・「介護」・「保育」です。人口減少が進み、首都直下型地震がいつ起きてもおかしくないと言われる昨今、これらの問題にいち早く対処し、安心して暮らせる社会をつくることが何よりも望まれます。

 上記のバイオマスボイラーをはじめ、品川区には新技術を扱うベンチャー企業が増えつつあります。こうした時代にあって著しく進歩する各種テクノロジーを品川区はこれからも先んじて取り入れ、10年後、20年後も安心して暮らせる快適なまちづくりを、今から進めていくべきではないでしょうか。

23区や全国に先駆けた「先進区・品川」の実現に向けて、私は全力を尽くす覚悟です。